『7SEEDS』要さん(百舌)の最後は？生きてる可能性はある？【ネタバレ感想と考察】

百舌、通称「要さん」は、田村由美先生の『7SEEDS』に登場するメインキャラ。単なる参加者ではなく、「7SEEDSプロジェクト」を企画した側の一人です。

しかし物語のラストではその生死はついに明かされず…。今回は、要さん(百舌)の最後や生きてる可能性についてまとめました。

【ネタバレ】『7SEEDS』要さん(百舌)の正体とは

百舌こと要さんは、「7SEEDSプロジェクト」を企画した政府側の人間のひとり。

ただの「参加者」ではなく、むしろ舞台の裏側で糸を引いていた「仕掛け人」的な存在だったわけですね。

このプロジェクトが誕生する背景に深く関与し、プロジェクトを遂行する要として、徹底した準備と冷徹さを備えていた要さん。

ちなみにプロジェクトに参加した理由は、彼自身が官僚の家系であったこと、そして要自身が幼い頃に山中で遭難し、死を意識した経験がきっかけだったようです。

さらに、物語のヒロイン・花との意外なつながりが。実は要さんは花の両親とも親しかった人物であり、花を幼い頃から見守ってきたという過去があるのです。

キャラクター属性がこれだけ盛りだくさんなのに、作中では常に脇役的な立ち位置を保っているのが面白いところ。

田村先生の作品といえば、他の少女漫画作品と比べ登場キャラの総数が圧倒的に多いことで有名ですよね。

要さんというキャラクターは、その中でも特に異質な存在。夏Aの安吾に慕われていた、という一点においても、とにかく展開をかき回すクラッシャー的な立ち位置であることがうかがえます。

『7SEEDS』の最終巻（35巻）にて、力を合わせて地下を抜け出し、みごと佐渡島にたどり着いた春夏秋冬メンバーたち。

が、そこに要さん(百舌)の姿はありませんでした。

要さんが姿を消した理由は、地下で出産した秋チームのくるみさん親子を、大量のアリやクモから守るため。自分自身を囮にして、襲ってくる虫たちをあえて引きつけた形でした。

しかしこの身体の張り方、春チームのかまきりに卵産みつけられたおじさん（名前忘れた）にかぎりなく似てる気がするなあ。。

要さんの生死は不明。しかし秋チームの刈田が、要さんのものであろう手袋が落ちているのを発見しています。手袋の中にはたしかに人間の手が入っていた、とも…

個人的には、要さんが生きている可能性は限りなくゼロに近いと思っています。

あの状況では、どれだけサバイバル能力に優れた人間でも生き延びるのは厳しいであろうという点はもちろんのこと。

さらに、ラストのストーリー展開をかんがみても「過去の異物」をわざわざ生き延びさせる意味は見当たりません。

刈田から手袋の件を聞いた安吾と涼の言葉「きっと生きてる」「またどこかで監視しているんじゃないか」は文字通りの意味というより、彼らが要の死（＝過去の世界の終わり）を悲観的に捉えていないという描写なのではないかなあ。。

▼ヒロイン・花が嫌われるわけ

▼涼×まつり

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