TBSドラマ『青い鳥』第3話『炎の夜』あらすじとネタバレ感想・考察【気持ち悪い?】

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エンタメ

1997年10月に放送されたTBSドラマ『青い鳥』は、幸せを求めさまよう男女を描いたラブストーリー。出演者は主演の豊川悦司のほか、夏川結衣、佐野史郎、永作博美、鈴木杏など。

ただ、不義の愛という設定や展開に『気持ち悪い』など賛否両論の意見もみられます。

今回は豊川悦司主演ドラマ『青い鳥』第3話『炎の夜』のあらすじとネタバレ感想について。

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ドラマ『青い鳥』第3話『炎の夜』

前話の第2話『秘密の扉』にてかほりと理森の距離が急速に近づいた。そしてその後…

■第2話のあらすじ・感想はこちら。

『青い鳥』第3話『炎の夜』のあらすじ

駅長の柴田憲史(前田吟)と理森(豊川悦史)は、地元の活性化を目指して活動している綿貫純一朗(仲谷昇)と息子・広務(佐野史郎)の自宅に招かれる。

綿貫家の雰囲気はぎこちなく、かほりに対する純一郎の態度は非常に厳しいものだった。それを敏感に感じ取った理森は、内心でひそかにかほりを案ずる。

一方、かほりの夫・広務も、義理の娘である詩織が自分よりも理森に懐いていることを感じ、内心で焦りを感じていた。

その後、駅で再び顔を合わせる理森とかほり。
『駅長さんが一緒だったら、道に迷ったりしないんだろうなあ…』
駅の壁に貼られた全国地図を見ながらそうつぶやくかほりの横顔を、理森はそっと見つめる。

そんな折、地元の夏祭りが開催される。
浴衣姿で訪れたかほりと詩織。理森の姿を見つけ嬉しそうな詩織。

かほりと理森は二人並んでお神楽をみていた。お祭りに特有のざわざわした空気感。周囲の人は皆、舞台の上しか見ていない。正面を見つめたまま、そっと手を握りあう二人。

そして再び、理森の当直の日にかほりは駅を訪れた。
『あなたは綿貫さんに愛されてるから…』

そう言う理森に、かほりはただ微笑む。
『ええ、本当に大事にしてもらってるの。でも、時々うまく息ができなくなって…だから、いい?またここに来ても…』

そんなとき、家にいないかほりを探して広務が駅の当直室までやってくる。そして彼はかほりとの結婚のいきさつを話し始め…。

ドラマ『青い鳥』第3話『炎の夜』の感想と考察

『青い鳥』第3話はサブタイトルの『炎の夜』に、その内容のすべてが濃密に凝縮されているように思う。

お祭りの夜。薄暗い中、屋台の灯りがところどころに明るく灯るのみ。
周囲の喧騒につつまれて、話をするときは顔を間近に寄せ合わないとお互いの声がよく聞こえない。周囲の人々の顔はぼんやりとしか見えない。

つまり、ロマンティックな雰囲気にならないわけがないのだ。

それに、この前日のかほりの言葉『駅長さんが一緒だったら、道に迷ったりしないんだろうなあ…』も、まだ理森の心に強く印象付けられていただろうと思う。それは、理森がかほりに向けるどこか憂いをおびたまなざしを見ればよく分かる。
それにしても、この内面にいろいろと含むものがあることを明確に表現する目つき、トヨエツさんはマジで適役としか言いようがない。

そしてついに、広務(佐野史郎)の言葉から、理森はこの夫婦の真実を知ってしまう。

しかしながら理森は、この段階で初めてかほりの苦しみを知ったというわけでは決してない。
これまでの夕食会、そしてかほりの態度や行動、言動含め、すでに自分の中で真実にきわめて近い憶測はあったはずだ。

『あたし、駅長さんに会えて良かったなあ…』

かほりのこの言葉で、理森はついに自分の想いを押しとどめることができなくなった。
『好きです』

どんな理由があろうと事情があろうと、不倫は不倫である。理森もはじめは、恋情よりは同情心みたいなもののほうが強かった部分もあるのかもしれない。

それが明確に『恋愛』に変わったのはいつだったのか。人によっては第1話の、赤い傘を強風に飛ばされたかほりを見た瞬間だったのではとか、あるいは祭りの夜に手を握り合った瞬間とか、そういう解釈もあるかもしれない。

でも私個人としてはやっぱり第3話のラストのかほりの言葉『あたし、駅長さんに会えて良かったなあ…』を耳にした瞬間だったんじゃないかと思えてならないのだ。

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