【暁のヨナ ネタバレ考察】ハクの正体は?キャラクター性についてヨナファンが考えてみた

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エンタメ

白泉社が発行する漫画雑誌【花とゆめ】にて連載中の少女漫画『暁のヨナ』。
アニメ化や舞台化、さらにはヨナカフェなどさまざまな関連イベントも開催されており、メディアミックス作品としても注目を集めています。

今回は、漫画『暁のヨナ』のメインヒーローであり主要人物の一人であるキャラクター・ハクについて。

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『暁のヨナ』のハクの正体・生い立ちは?

ハクの親の顔がみてみたい

『暁のヨナ』のメインヒーロー・ハクの正体とか生い立ち、そういった人物設定にやたら注目しながら作品を読み込んでいるヨナファンの方を比較的よく目にします。主にハクファンの読者でしょうか。

少女漫画の読者らしく「ビジュアル面」に全振りして語るなら、ハクはたしかに”カッコいい”男性です。加えて、スウォンや四龍、ユンにミンスなどいわゆる中性的な美しさをもつ男性陣が多い本作においては、黒髪骨太な武闘派は希少かつ貴重。もちろん性格・性質面も少女漫画に登場する男性キャラとして申し分ないくらいにはイケています。

そんなハクについて「いったい誰に似たんだ…親の顔がみてみたい」的な疑問かつ疑念が浮上するのは、実は至って自然な流れなのかもしれません。

考えてみると、本作のメインキャラであるヨナとスウォンの容姿については明確に”モデル”が存在します。ヒロイン・ヨナは髪の色をのぞけば、顔立ち、特に瞳は母・カシによく似ている(イグ二評)ということですし、スウォンは言うまでもなく母・ヨンヒに似ており、なおかつ伝説の人物・緋龍王にも似ている、とのこと。

ではハクは…と考えてみても、そもそもハクの”肉親”は作中に一度も登場していません。育ての親ムンドクはおそらく善意から彼を引き受け、当初は”後継者”にするつもりで武術の腕やその他諸々を叩きこんだのでしょう。つまり、ハクの身を誰かに託された、ということではないはず。

ハクの性格・立場・キャラクター性

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生い立ちゆえなのか、はたまた生まれ持った性質なのかはわかりませんが、ハクは結構他人に対し淡白な面があるように思うのです。ヨナ姫をはじめ、風の部族、四龍やユンなど特に好いている相手や仲間と認知している相手をのぞけば、「どう思われても別にいい、わかる奴がわかってくれれば」といった余裕、あるいは貫禄、そういった独特の空気感やテンションをいつも一定の状態で保っているような気がします。

斜に構えているというのとは違いますし、捨て鉢な態度というわけでもありません。が、少なくとも一時はあの若さで風の部族長という確固たる地位に立っていたことを考えると、少々自分を卑下しすぎなところがあるのではないのかなと。

五部族が権力をわけあい形を保っているという高華国のなりたちを考えれば、そもそも部族長だったハクはかなりの実権を手にしていたはず。その点、ヨナやスウォンら王族に対し、身分や立場の面で引け目を感じる必要などないはずなのです。

ハクのそうした態度の根底には、やはり自分自身がどこの馬の骨かもしれない人間だから…という出自に関する負い目ももしかしたらあるのかなと。

ただ現在のストーリー展開を考えると、作中にて今後、ハクの出自が明らかになるようなことはおそらくないでしょう。しかし読者サイドが深読みしようと思えばいくらでもできるわけで、こうしたキャラクター性の奥深さもまた一つ、人物としての魅力につながっていると言えるのかもしれませんね。

漫画『暁のヨナ』感想考察一覧

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