あだち充先生の名作漫画『H2』。野球選手としてのあれこれと同時進行で描かれるのが、メインヒーロー比呂と古賀春華(通称 古賀ちゃん)の恋愛模様です。今回は、比呂と春華のキスシーンや告白シーンとその後について、ネタバレとあわせてご紹介。
【ネタバレ】『H2』比呂と春華のラブシーンまとめ
古賀ちゃんのキスシーンは何話?
比呂と春華のキスシーンが描かれるのは『H2』第6巻。ノーヒットノーランをお祝いしたいからキスしていい? っと、なんとも可愛すぎる古賀ちゃんのお願いを比呂が断れるはずもなく。
はじめはほっぺにチューの予定でしたが、キスのスタンバイ中に偶然ひかりがやってきたのに気づいた比呂。「あっ、ちょっ…」。あわてて春華を止めようとしましたが間に合わず……。
結果、春華との初キスを幼なじみ(初恋)のひかりにばっちり目撃されるというなんとも少女漫画チックな展開に。ちなみに古賀ちゃんの反応は「まあいっか」の一言でした笑。
ファーストキスについてひかりと話し合う比呂
そして、そんな記念すべきファーストキスについてひかり(幼なじみ初恋以下略)とふつうに話し合う比呂。
『ちょうど二年遅れか、お前たちの…』
『そんなことまで話すんだ、比呂に…』
キスバナついでに、なぜかひかりと英雄の初キスの話を持ち出す比呂。…にちょっとひいてたひかり。(そりゃそうだ…)
比呂のキス現場を見てしまったことに対して内心でかなり動揺していたことをかんがみても、やはりひかりにとって比呂は「ただの幼なじみ」ではないんですよね。
かといって明確に三角関係なのかというとそれは違う。では、古賀春華を加えて四角関係なのかというと、それもどことなくしっくりこない気がします。
幼なじみ、家族、友達以上恋人未満、いろいろひっくるめた微妙な関係性を、双方の決死の努力によって絶妙なバランスでなんとか保っている。むりやり言語化するならそういう感じじゃないかなあ。
古賀春華はひかりと比べられて「かわいそう」なのか?
案の定、甲子園対決を目前に、英雄がひかりに最終通告を。『おれは比呂か選べ』。これをきっかけに、せっかくうまくいきかけていた比呂と春華の関係性がふたたび大きく揺らぐことに。
『おれはひかりのことが大好きなんだぜ』
古賀ちゃんかわいそう! という声もあるようですが、個人的には比呂の口にした『大好き』がどのような意味合いなのか、ここを読み解かなければならないんだろうなと思うのです。
『H2』という作品には恋愛要素のほか、家族という概念を丁寧に取り上げる描写が多くみられます。ひかりの母の急死が、比呂の精神状態にどのような影響をもたらしたのか。
比呂にとってひかりの母は間違いなく『第二の母』だったでしょう。その娘であるひかりは、幼なじみなのか姉弟なのか兄妹なのか…。
とにかく血縁とはまた違う意味での『家族』であることに間違いはないわけで。
比呂の恋愛は、ひかりとの終わりを意味する
そういう意味では、古賀ちゃんかわいそう~というのはちょっと違うんじゃないかなーと個人的には思います。
比呂が恋愛に踏み出すためには、ひかりとの過去の歴史をいろんな意味で清算しなければならない。なぜなら、比呂の精神的な成長過程はすべて、ひかりとの思い出の上に成り立っているからです。
ひかりの母の死は、ある意味ではひかりと比呂の関係性の終わりでもあったのでしょう。決別という意味では決してなく、ただこれまでと同じ付き合いを続けることはもうできないというある種の幕引きだったといえるのではないでしょうか。
比呂と春華のその後は?結婚する?
比呂とひかりのあいだの話題には、圧倒的に『過去の思い出』が多いですよね。未来の話をしていても、その未来には多くの場合『過去』の影がずっしりと付きまとっている。
一方で、比呂と春華は未来についてむじゃきに語り合うシーンが多いです。将来の夢について語り合うシーンは本当にキラキラしていて、若さゆえの明るさがまぶしいほど。作中では描かれていませんが、その先に『結婚』があっても少しもおかしくはないのではないでしょうか。
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