白泉社が発行する漫画雑誌【花とゆめ】にて連載中の少女漫画【暁のヨナ】。アニメ化や舞台化、さらにはヨナカフェなどさまざまな関連イベントも開催されており、メディアミックス作品としても人気があります。
今回は漫画【暁のヨナ】の最新273話(47巻収録)のネタバレ感想と考察について。
『暁のヨナ』最新273話のネタバレ感想と考察
生と死の狭間にたどり着いたハクとスウォン

最新273話、いよいよ大詰めという雰囲気でしたね。
まずは、生と死の狭間とやらにたどり着いたハクとスウォンについて。いやいやいや……肉体を失い、魂だけの姿になってってそれはすでにほぼジエンド確定なのでは。という突っ込みはまあ無粋でしょうか。
このあたりの展開というか魅せ方というか、本当にさすがですよね。一コマ一コマに、クライマックスにふさわしい荘厳さみたいなものを感じます。
しかしながら、ヨナと四龍がこちら側、ハクとスウォンがあちら側に、という今回の構図は、じつはそれほど意外なものでもない気がするのです。
緋龍王の生まれ変わりでも血筋でもない、ただのすご腕武人なハクですが、それでもこれまでの展開で、彼の特異性についてはひそかに描かれてきたはず。
端的に表現するなら、ハクは「掬い上げる人」なんですよね。今回、三途の川っぽいところに流れ着いたスウォンを迷わず抱え上げたシーンは、もはや本作のクライマックスといってもよいんじゃないでしょうか。
裏切りから始まる物語の大テーマは「罪と赦し」だと相場が決まっていますが、そこに誰より真摯に向き合ってきたのは他ならぬハクだと思います。
何話だったが、ゼノに向かって「俺は忘れるのが下手だ、手放すのが下手だ」と血を吐くような顔で言ってましたが。そもそも過去の愛情や受けた恩を忘れたり、手放したりする気はさらさらないんだよな。
この「相手のすべてを受けとめるグレートヒーローぶり」を堂々と見せつけてくるイケメンぶり、マジで頭が下がります。難儀な男だよ本当に。
瓦礫の中に取り残されたヨナと四龍、を救うハク
一方のヨナと四龍。瓦礫の中に取り残され、こちらもわりと絶体絶命な空気が漂っています。ってあれ、まさかまだ救出されてないのか……? ケイシュクさんら一体何やってんねん。
そして予想に違わず、そこに迷わず駆けつけるハク(と龍人)がとにかくハクすぎて泣ける。
今や実態すらなく魂だけの姿で、絶体絶命なのは自分なのに、何とか今世に戻ろうと苦心するより先にまずはヨナちゃんと仲間を守る方向に向かうんだよな。
これは持論なのですが、本作を冒頭からじっくり読み込んでいる人は、まずはハクに感情移入しながら、同時にスウォンを憎みながら読み進めるものだと思います。
でも、途中からハクに感情移入することなんてできなくなるんじゃないかな。そして、彼に対してしだいに恐れに近い感情を抱き始める。なぜならストーリーが進むにつれて、ハクがどんどん人間離れした猛者になっていくから。
こう言っちゃなんですが、ここまでハードな自己犠牲キャラに自己投影できる強者なんてそうそういないはずです。人が人を救い癒やすなんて、本当は出家して悟りを開いたような猛者にかできないことですから。
そういう意味では、今やスウォンのほうがよっぽど人間味あるキャラになりつつありますね。
今後はひとまず、ハクとスウォンがなんやかんやで無事に戻ってきてクライマックス……という流れになるのでしょうか。とりあえずイクスの予言と四龍伝説にきれいに幕が下りることを願っております。続く展開にも注目です!
▼47巻ネタバレ感想
▼『暁のヨナ』に関する過去記事のほぼすべてを、以下のnoteにまとめています。
かれこれ10年推してきた漫画『暁のヨナ』が最終章に突入したので、これまでの感想ブログをまとめてみた。
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