白泉社が発行する漫画雑誌【花とゆめ】にて連載中の少女漫画【暁のヨナ】。
アニメ化や舞台化、さらにはヨナカフェなどさまざまな関連イベントも開催されており、メディアミックス作品としても人気があります。
今回は漫画【暁のヨナ】の外伝4(48巻収録)のネタバレ感想と考察について。
【暁のヨナ】外伝4(48巻)のネタバレ感想と考察
ハクとスウォンの微妙すぎる空気感に物申したい

『暁のヨナ』外伝4、読みましたよ……。うむ! ひとまずこれが本当の最終回ということで、すっきりしたような、やっぱり寂しいような複雑な気持ちに。
とりあえず、気になったポイントについてひとつずつ書いていこうかなと思います。
まずは、ハクヨナスウォンの幼なじみ3人の微妙すぎる距離感について。
外伝4を読んで改めて感じたのは、最後まで本作の核は幼なじみ3人の関係にあったんだなあということです。
とはいえ、ハクとヨナについては、言いたいことは何もありません。互いを誰よりも大切に思い、ようやく隣を歩ける未来へたどり着いた二人。
数々の試練を乗り越え、互いを支え合う伴侶となった二人の姿は、本編で積み重ねてきた物語の集大成そのものでした。 物理的に離れてはいても、精神的には誰より強く結びついている感じがありましたよね。
本編ではつらい時期が長かったぶん、外伝で描かれた姿はこれまで積み重ねてきた時間のすべてが報われるようで、読み手としても本当に幸せでした。
そしてヨナとスウォンもまた、それぞれの立場を受け入れ、「国を守る」という共通の使命を胸に肩を並べる覚悟を決めたように見えます。
親世代のあれこれとは全く関係のない新境地で、ともに国という大きなものを支える同志としての関係性に落ちついたのは本当によかったなあと。
ここまでは完璧。本当に、本当に完璧なんです。
だからこそですよ!!
ハクとスウォン、お前たちはいつまでそんな距離感なんだ!!
読んでいて何度「いや、ちゃんと目合わせろよ…」と何度ツッコんだことか。。ヨナをワンクッション挟んで会話したり、視線をそらしたり。
ふたり揃った途端にぎこちない空気が流れているのがめちゃくちゃリアルに伝わってきます。笑
まあ、このあたりはまだ時間が必要だということなんでしょうか。
振り返ってみれば、本作ではわりと早い段階から、ハクとスウォンの関係の複雑さ危うさがありとあらゆる形で描かれてきたように思います。
それはある意味では、ハクヨナの関係以上に丁寧に、ある種多角的に、じっくりと時間をかけて。
もちろん、現実的にはすべてを許し合える人ばかりではないし、元通りになる関係ばかりでもないわけで。
完全に和解はできないが、かといって、敵対しているわけでもない。昔には戻れないことをはっきり理解しながら、それでも同じ国の未来のために協力していく。
その絶妙な距離感のままで終わったこの結末は、まあこれまでの経緯を考えれば実に自然なものだったかと思います。
が、それでも!……いち読者としては、ヨナを介さず、ハクとスウォンが自然に言葉を交わす場面を見たかったなあと思うのが正直なところで。笑
互いの過去も現在も受け入れたうえで、二人だけで言葉を交わし、同じ未来を見据えていることが伝わるような、ほんの小さな一場面があれば十分だったように思います。
まあ、微妙に目を合わせない状態で交易路について前向きな意見交換ができただけ御の字なのかなあ。
このもどかしさも含め、何とも味わい深い締めくくりだったのではないでしょうか。
さて、当ブログのヨナ記事もこれでラストになります。拙い文章および考察を今まで読んでくださり、誠にありがとうございました。今後とも、ブログ「いとのろぐ」をどうぞよろしく。
▼『暁のヨナ』に関する過去記事のほぼすべてを、以下のnoteにまとめています。
かれこれ10年推してきた漫画『暁のヨナ』が最終章に突入したので、これまでの感想ブログをまとめてみた。

