NHKドラマ『遙かなる山の呼び声』第3話あらすじとネタバレ感想・考察

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遙かなる山の呼び声 エンタメ

山田洋次監督の名作『遙かなる山の呼び声』が初放送から43年、舞台設定はそのまま、時代を現代に置き換えて帰ってきた。
出演者は主演の阿部寛のほか、常盤貴子、中原丈雄、筧利夫、高畑淳子など。

今回はNHKドラマ『遙かなる山の呼び声』第3話のあらすじとネタバレ感想・考察について。

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NHKドラマ『遙かなる山の呼び声』第3話のあらすじ

耕作の妹・加奈(真飛 聖)

第2話ラストにて懲役5年の有罪判決を受けた耕作(阿部寛)。仮出所を許され刑務所を出ると、実妹の加奈(真飛 聖)が迎えに来ていた。

耕作は加奈の暮らすアパートに身を寄せ、しばらくのあいだ彼女の働く建設現場でともに働くことに。が、その一方、服役中も常に気にかけてきた民子(常盤貴子)には出所のことすら一切知らせずじまい。

会いたい人がいるんじゃないの?
民子の存在を知っている加奈は耕作に問いかけるが、耕作は今後民子に会うつもりはなかった。

牛には乳の出が良くなるからとクラシックを聴かせ、与える餌や環境に気を配り、一人息子・武志にはピアノを習わせ、貧しいながらも誠実な暮らしを送っている民子を、一時期ともに暮らした耕作はよく知っている。

自分には民子に会う資格などない…。そう言う耕作に、加奈は中身が空なら勉強すればいい、人は変われるのだ、と励ます。
そんな加奈だが、自身も恋愛を通して痛手を負ったばかりだった。好きになった相手に妻がいたため、前いた会社を辞めざるを得なくなった、と。

大きくなった武志と再会する耕作

成長した武志は現在もピアノを続けている。経済的に不安定であるため正式なピアノレッスンを受けることはできないものの、音楽教師・西川(藤井隆)がボランティアでピアノを教えに来てくれているのだった。

僕は武志くんの音楽の才能に期待しているんですよ。
そう言う西川に、民子はただ感謝する。

ある時、武志は西川に連れられてプロのピアニストのコンサートを観にいくことに。そして武志はついに、街中の建設現場で交通整理をしていた耕作(阿部寛)と再会する。

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NHKドラマ『遙かなる山の呼び声』第3話のネタバレ感想・考察

出所後の耕作が民子に対し引け目を感じているのが何ともリアルで悲しかった。

まあどのような理由があれ耕作が殺人という大罪を犯したのは事実なので、当然のことかもしれないけれども。しかし、例えば出所してその足で会いにいく、とか、あるいは刑務所の前で民子が待っている…みたいないかにもドラマらしいベタな展開ではないところがとても良かったなあと思う。

そして、民子のほうはいまだに耕作を待っている。単に農場が大変だから…という理由ではなく、耕作個人のことを心配し、かつ想っていることが彼女の言葉や表情からよくわかる。そして、そのことを素直に打ち明ける相手が息子の武志だけ、というのも良かった。

武志もきっと、耕作に会いたい気持ちが心の奥にずっとあったんだろうなあ。街中で働いている耕作をひと目見た途端に車を飛び出して躊躇なく「おじさん!」と声を掛けるあたりがいかにも子どもらしくてすごく好きだ。

「変わった子になってしまった」と言われることはあっても、彼の根っこのところはそんなに変わっていないような気がする。音楽が好きで、農場や牛たち、自然が好きで。

次回4話、耕作がついに民子と顔を合わせるのがとても楽しみです。

『遙かなる山の呼び声』第4話(最終話)のネタバレ感想・考察

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