映画『恋は光』は、集英社『ウルトラジャンプ』にて連載された秋☆枝の同名漫画を実写化した至極のラブストーリー。出演者には、主演を務める神尾楓珠さんのほか、西野七瀬さんや平祐奈さん、馬場ふみかさんら豪華キャストが集結! 2024年3月20日(水)よりNetflixにて配信がスタートします。気になるキャスト・あらすじ情報をチェックしましょう。
映画『恋は光』のあらすじ
“恋する女性が光って視える”特異な体質を持つ大学生・西条(神尾楓珠)。恋愛とは無縁の学生生活を送っていたが、ある時「恋というものを知りたい」と言う文学少女・東雲(平祐奈)と出会い一目惚れする。
2人は“恋の定義”を語り合う交換日記を始め、徐々に仲を深めていくが、その様子は西条にずっと片想いをしている幼なじみ・北代(西野七瀬)の心をざわつかせる。一方、他人の恋人を略奪してばかりの宿木は、西条を北代の彼氏と勘違いし、猛アプローチを開始するが…。
やがて4人は、不思議な四角関係に陥ってしまうことに。はたしてそれぞれの恋の行方は……?
『恋は光』の原作は?
映画『恋は光』の原作は、ウルトラジャンプにて連載・コミックス化された同名漫画「恋は光」。作者は、『東方儚月抄 ‾Silent Sinner in Blue.』や『煩悩寺』などで知られる漫画家・イラストレーターの秋★枝先生。
映画『恋は光』の主要キャストは?
神尾楓珠(西条役)
恋をしている女性が光って視える特異体質を持つ大学生。
西野七瀬(北代役)
幼なじみである西条にずっと片想いをしているが「光っていない」と言われ、自分の気持ちを伝えられないでいる。
平祐奈(東雲役)
スマホを持たずネットも使わない、浮世離れした文学少女。文学や古典作品を読みあさり、純粋に恋を探究している。
馬場ふみか(宿木役)
人の彼氏を奪いたくなってしまうという悪癖を持ちながらも、本当は素直に恋をしたいと願っている。
『恋は光』はある種の人々にとっての恋愛バイブルではないか
”恋を視覚化”する面白さとむずかしさ
『恋は光』は少女漫画コンテンツではありますが、単なる感情移入コンテンツではなく、むしろある種の恋愛のバイブルのような側面があります。
”恋をしている女性が光って視える”という主人公・神尾のトンデモ特性がある以上、彼の周囲に存在するキャラクターも皆、自分が恋愛をしている状態にあることを彼に、ひいては視聴者サイドに目に見える形ではっきり示す必要があるわけです。
「恋」という目に見えない、実態のない現象を可視化しようとするのは言うまでもなく至難の業ですが、作中ではただでさえややこしい恋情をさらに二分化(理性によるものと本能によるもの)した上でストーリーが進んでいきます。
恋の在り方をあえて細分化し定義づけをしたのは、登場人物それぞれの想いを肯定したうえで、主人公・神尾に”ふさわしい”相手を自ら選ばせるためでしょう。
原作漫画と映画、ラストの違いは?
『恋は光』は、原作漫画と映画でラストの結末がそれぞれ異なります。大きな違いは、主人公・神尾が最終的に選ぶ相手。原作漫画において、神尾は初恋の相手である東雲を選んでいます。が、映画版で選ぶのは幼なじみの北代のほうでした。
個人的にはどちらのラストも好きですし、それぞれのストーリー展開や神尾の気持ちにきちんと筋が通っているように思います。
さらに良いなあと思うのは、神尾がようやく始まりかけた”恋愛”に対し人並みの期待はしているものの、決して根本的な”救い”を求めていないところ。
それまで恋愛を意図的にとおざけていたのはあくまで神尾本人の問題です。それをせっかく見つけた相手にすべて負わせてしまえば、その恋はすでに終わりが見え始めたようなもの。その点、原作にしても映画にしても、神尾は自分自身ときちんと向き合った上で感情面に落としどころをつけて新たな世界へ一歩踏み出したように思えました。
誰を選んだかという表面上の展開以上に、”恋愛”という得体の知れない概念にきちんと向き合い始めた神尾の姿が個人的にはすごくまぶしかった。『恋は光』は恋愛コンテンツであるとともに、神尾という一人の青年の成長物語でもあるのかもしれません。
映画『恋は光』をみた人のレビューは?
誰かが誰かの光。恋とは‥?何度も観たくなる作品ですね
Xアカウントより
小林啓一監督作品の魅力が詰まってますね。時間を置いて何度も観たい。
Xアカウントより
登場人物全員が可愛くて愛おしい。何度でもみます!
Xアカウントより
映画『恋は光』はどこで観れる?
映画『恋は光』は、Netflixにて2024年3月20日(水 )より配信がスタートします!
出典・参考:公式サイト