【暁のヨナ】最新270話(47巻)ネタバレ感想と考察|  ゼノ×スウォンの共闘

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白泉社が発行する漫画雑誌【花とゆめ】にて連載中の少女漫画【暁のヨナ】。アニメ化や舞台化、さらにはヨナカフェなどさまざまな関連イベントも開催されており、メディアミックス作品としても注目されています。

今回は漫画『暁のヨナ』の270話(47巻収録)のネタバレ感想と考察について。

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『暁のヨナ』の270話(47巻収録)のネタバレ感想と考察

ゼノ×スウォンの共闘

待ちに待った270話、アツい展開でしたねえ。語らなければならないポイントは山ほどあるかと思うのですが、とりあえず一つずつ掘り下げていきたいと思います。

一番の見どころはやはり、ゼノとスウォンの激闘でしょう。

よく「ハクとスウォンは考え方がよく似ている」とか「ヨナとスウォンは実は似たもの同士」みたいな意見を目にするのですが、個人的にはゼノとスウォンほど似ているキャラクターもいないんじゃないかと思うんですよ。ひと言であらわすなら、「超絶自尊感情をとことん殺せマン」あるいは「超絶ロジカル男」。(ファンの方すみません)

登場時から最終章にいたるまで仲間にも一切の腹のうちを見せず、ついでに自分自身のこともいい感じにだまし続けてここまできた感じかな。

もちろんそれは、誰かを害するためではなく、命をかけても自分の目的を果たすためです。ゼノは「自分自身の命を絶つ」ために、スウォンは「高華国を強靭な国にする」ために。ただ、だとすればもっと良いやり方いくらでもあったでしょうに……、っていうのが読者の総意なんですよね。

スウォンにしても、本気で「危険要素」を摘みたいならばあの夜にハクヨナを殺してしまえばよかったはずです。ウン千年ひとりで苦しみ続けてきたゼノにしても、生きるか死ぬかの瀬戸際(しかも生きたいんじゃなくしにたいんだよな。。)で今さら二人+四龍を助けようとする義理はないはず。

以前こんな記事を書きましたが、やっぱり「悪役になりきれない」というところがゼノとスウォンの共通項であり、弱点であり、さらに最大の強みでもあるのでしょう。

【暁のヨナ】最新45巻(259話~)のネタバレ感想・考察まとめ| 悪役になりきれないゼノが切ない

現時点において、ゼノもスウォンも自分のことは完全に二の次、完全にハクとヨナ(と三龍)の未来を守るという一点だけを見据えて動いています。

「お前と生きていくよ、黄龍」「天に弓も引こう」このセリフにしびれました。

いやお人よしかよと突っ込みたくなる部分もありますが、でもまあ多分、これが彼らの本来の姿なんだろうね。結論、好きです!←

あいかわらず盃の中のハクヨナと三龍

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一方の盃の中。あいかわらず龍神の邪な思惑のもとがんじがらめになったままのハクヨナご両名。いや君たち何か月盃内にいるの?(休載の弊害w) ユン君心配してるよ?

再会シーンはやけにあっさりでしたが、まあこんな感じだろうとは思ってました。のんびり再会を喜んでる場合でもありませんしね。

『暁のヨナ』という作品が少女漫画作品であることは重々承知なのですが、こういう展開をみるとやっぱり少年漫画チックな側面も多分にあるよなあとしみじみ思ってしまうところもあります。

このシーンで目がいくのはやっぱり、ヒロイン・ヨナと他キャラクターの関係性というよりは、ハクと三龍の友情なんですよね。

次回あたり、さすがにそろそろ盃からは出られるんじゃないかな。しかしそれは同時に物語の舞台に本格的に幕が下りるということで。いや~寂しいね!!(涙目)

個人的にはふつうにヨナ即位エンドが濃厚だと思っていますが、どういう流れになるかはいまだ見えてきません。戦も完全に終わったわけではないし、地上にはまだまだ問題が山積みですからね。続く展開にも注目です。

▼『暁のヨナ』に関する過去記事のほぼすべてを、以下のnoteにまとめています。

かれこれ10年推してきた漫画『暁のヨナ』が最終章に突入したので、これまでの感想ブログをまとめてみた。

269話 268話 267話 265話

264話 263話 262話 

261話 260話 259話 258話 

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