『暁のヨナ』ネタバレ感想と考察 緑龍ジェハはヨナが好き?壮絶な過去や年齢設定について

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白泉社が発行する漫画雑誌【花とゆめ】にて連載中の少女漫画『暁のヨナ』。
アニメ化や舞台化、さらにはヨナカフェなどさまざまな関連イベントも開催されており、メディアミックス作品としても注目を集めています。今回は、四龍のうちでも人気の高い緑龍ジェハの壮絶な過去や年齢設定、ヨナへの恋愛感情について。

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緑龍ジェハの壮絶な過去とは?

※この記事は本編のネタバレを含みます

『暁のヨナ』のメインキャラクターであり、四龍のうちでも人気の高いことで知られる緑龍ジェハ。一見、気のいいお兄さん的な立ち位置でありながら、生まれ育った村ではほぼ軟禁状態にあったという壮絶な過去持ちであることも明らかになっています。

ジェハの過去編が描かれている番外編は、『暁のヨナ』17巻収録話。先代緑龍とすごした日々や、生まれた村を捨てた経緯などがかなり詳細に描かれています。ジェハの過去が細かく描かれている唯一のターンでもあるため、ヨナファンからはかなり注目度の高いエピソードの一つといえるでしょう。

ジェハは何歳?四龍の最年長である意味とは

緑龍ジェハの年齢は25歳(公式発表より)。ちなみに白龍キジャは20歳、青龍シンア、ハクはともに18歳。そしてヒロイン・ヨナは16歳。

ただ、これはあくまで全キャラクターの登場時の年齢にすぎないんですよね。最新の年齢については、作中では一切触れられていません。ヨナの世界の時間の流れははたしてどうなっているのでしょうか。さすがにサザエさん的なアレではないと思いたいのだけども。

それはさておき、ジェハの年齢を初めて聞いたときに内心ちょっとビビったヨナ読者さん、実は結構多いんじゃないかなと思うんですよね。

そもそも他のメインキャラはハクヨナスウォン含め花の10代がそろっているわけだし、25歳なんてもうアラサーの仲間入りじゃないかといいたい。いや、もちろん一般的には十分「若者枠」でいける年齢ではあるのだけども…。ただ、こういった若者がメインで頑張る系の少女漫画のメインキャラクターとしては、やっぱりちょっと年いってる感が強いのかなあと思います。

そして実のところ、ジェハというキャラクターは、何かと一人で抱え込みがちなハクの兄貴枠として作られた部分も大きいのかなあと個人的には思っています。『暁のヨナ』はヒロインに感情移入するコンテンツというよりは、もはや壮大なる群像劇といったほうがしっくりくる作品だと思うんですよね。

そうなると、やはりハクよりも経験値の豊富な大人キャラが一人くらいはいなくては、なんとなーく面白みに欠けるということなのかなと。そして案の定、かたくなに「タレ目」としか呼ばないハクがもはや愛おしくてしょうがない。

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ジェハは本当にヒロイン・ヨナが好きなのか

そして、”四龍は短命である”という前提条件がかなり早い段階で確定した時点で、ジェハが四龍で一番に終わりを迎えるという展開はすでに多くの人が予想できていたでしょう。

だからこそ、作中で小出しにされてきたジェハのヨナに対する恋愛描写の多くがあたかも何かのフラグに見えてしまうのは、ある程度自然なことなのかもしれません。

「僕が君の脚になるよ 君が僕を必要としなくなるまで ずっとね」(本編より)

この台詞なんてまさにそうですよね。「君が僕を必要としなくなる」ときがいずれ作中ではっきり描かれるという伏線でしかない。しかし、このときのジェハは本当にヨナが好きだったのか? …というのは結構微妙なところなんじゃないかなーと個人的には思っています。

四龍の血をひく者は否応なく緋龍に惹かれてしまうという描写からしても、やはりヨナに対するジェハの思いは恋愛半分、生まれ持った血によるものが半分…といったところなんじゃないのかな。

精彩な心情描写も本作の魅力の一つですが、それでもジェハキジャの抱える恋愛感情的な部分に関しては、今後もぼかされたままなんだろうなあと思います。想像の余地が多く残されているからこそ、いろんな読み方ができるのもまた、ヨナの面白さの一つですよね。

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