白泉社が発行する漫画雑誌【花とゆめ】にて連載中の少女漫画『暁のヨナ』。
アニメ化や舞台化、さらにはヨナカフェなどさまざまな関連イベントも開催されており、メディアミックス作品としても注目を集めています。今回は漫画【暁のヨナ】最新261巻(45巻)「闇、落つる」のネタバレ感想・考察について。
【暁のヨナ】最新261話(45巻)のネタバレ感想・考察
ヨナの意思は緋龍の意思に通じているのでは
『暁のヨナ』261話は絵面、展開ともになかなかインパクトの強い回でしたね。不死の黄龍ゼノ、緋龍の生まれ変わりであるヨナ、かたわらで気を失っているハク……。
メインヒーローでありながら、四龍の一大事となると毎度のように蚊帳の外に追いやられるハクがさすがに不憫になってきましたが、そのぶんストーリーの重みをずっしりと感じます。
そして、こういう場面で判断を下すのは、やはり不動のヒロイン・ヨナ姫。
「ゼノ、わたしはあなたを殺さない」
『暁のヨナ』261話より
「それができなくて何が緋龍王か」
上記の台詞は、実はかなり重要な意味合いを含んでいるんじゃないかと思うのです。特に「わたしはあなたを殺さない」。この「わたし」が指すのははたして「緋龍王」なのか、あるいは”ただの人間”であるヨナ自身なのでしょうか。
これまでのストーリーは、そこをあえてぼかす形で展開してきたように思います。「緋龍王はただの人間である」ということについては、物語の随所にてゼノが明言していましたが、しかし緋龍王の言動・行動すべてに神(龍神?)の意思が全くはたらいていないとは一言も言っていません。
今回のヨナの選択により、四龍&緋龍(ヨナ)がまとめて地上から消えてしまった…。となるとやはり、緋龍の化身であるヨナの意思には、少なからず天の意思的な何かが影響していると考えたほうが自然なのではないでしょうか。
イクスの予言がようやく現実に
261話のストーリー展開そのものについては、以下のイクスの予言の1~2行目をそのまま具現化したようなものではないかと思います。
闇落つる大地
龍の血により再び蘇らん古の盟約に従い四龍集結せん時
王を守護する剣と盾が目覚めついに赤き龍
『暁のヨナ』作中より
暁より還り給う
「闇落つる大地」は、戒帝国との戦に苦戦し、犠牲が増え国政が苦しくなった高華国の様子を指すのだろうと思っていましたが、まさか文字通りの意味だったとは…!
このあたりの描写はいくぶんファンタジックではありましたが、いかにも伝説の具現化! 再来! といった迫力があり、個人的にはすごく好きでした。
それにしても、作中でも何度も言及されてきたイクスの予言は、一見きわめて抽象的な内容にも思えますが、実はヨナたち&読者が思っていた以上にシンプルな意味合いだったのかもしれません。
消えたヨナ&ゼノ、ハクとスウォンはどう動く?
本作のおおまかのストーリーの流れを作っているのは、これまでは基本的にヨナとスウォンの二人だったように思うんですよね。
ハク&四龍・ユンの一行は完全にヨナの意思で動いていましたし、ヨナとハクのいなくなった高華国はほとんどスウォン一人の意思にゆだねられていました。ヨナが緋龍城に戻ってきてからも、その形はほぼ変わっていなかったようにみえます。
が、ヨナ&四龍が”消えてしまった”となると話は別。城を追われてから、また戻ってきてからも極力、自身の意思を殺し続けてきた(自発的に動くときも「ヨナのため」という名目の上だった)ハクが、ようやく自分自身の意思で動き始めるときがきたのではないでしょうか。
ハクが動くとなると、当然ながらスウォンも動かないわけにはいきません。なぜならこの二人の動き・意思は、イル王弑逆の前も後もずっと”連動”しているから。これまではヨナを介しておそるおそる関わってきた二人ですが、今後は直接関わらざるを得なくなります。
しかしハクとスウォン二人がメインでストーリーが動くとなると、いよいよ青年漫画チックな雰囲気になるのかなあ。何にしても、多くの読者が待ち望んできたメイン展開がようやく始まるようで楽しみですね。続く展開にも注目です!
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