ほのぼの系の可愛らしいイラスト、そして女性の本音を赤裸々に綴った文章が魅力のエッセイスト兼イラストレーター、益田ミリさん。素朴な雰囲気の絵柄、そしてやさしさと切なさが同時に詰まった独特の作風に「癒される!」と定評があります。
今回は益田ミリさんの人気エッセイの内容・ネタバレを、2023年発売の新刊から順にご紹介!
益田ミリのおすすめエッセイ10選!
①ヒトミさんの恋
益田ミリの【ヒトミさんの恋】は、2023/08/28発売の最新刊。
軽めの漫画エッセイという雰囲気で非常に読みやすい一冊。
40代独身女性「ヒトミさん」の日常や、日々移りゆく感情・心情、そして周囲の人との関わりや親との関係性などをリアルに描いた本作は、特に同年代の女性からの評判が高い。
主人公・ヒトミさんと年若い後輩社員くんとの関係性は甘いだけじゃなく苦味も多分にあるけれども、それがリアルでつい自分のことのように入り込んでしまったという人も多数。30~40代の女性には特におすすめ。
②ツユクサナツコの一生
益田ミリの【ツユクサナツコの一生】は、2023/6/29発売。
主人公は32歳・漫画家志望の女性・ナツコ。
マスク生活が始まって2度めの春。社会に溢れる理不尽や不平等に日々モヤモヤ、それでも”いま”を生きていく。
「なんのために生きているのか」と考えるが、それはずっとわからない。でも、「死んでいく理由」がわからない方が悔しくてむなしくて悲しい。
だからこそ「いま」をリアルに描き続けるナツコ。
これは著者である益田ミリさんご本人の姿なのじゃないだろうか。
今を生きる理由が分からなくなっている人、生きる理由が欲しい人にはとにかくおすすめの一冊。
③こはる日記
益田ミリの【こはる日記】は、2023年05月23日発売。
主人公は中高生のこはるちゃんという女の子。
こはるの視点を通して、学校や家庭で過ごす日常の風景や、10代のムズカシイ年頃の心境・心情が非常にわかりやすく表現されている。
常にイライラしているが本人にはその自覚がなく、大人とはとにかくうまくいかない。
こはるちゃんと同じ世代で今まさに生きづらさを感じている人から、十代に特有のもどかしい気持ちをなつかしく思い返したい人まで、さまざまな世代におすすめしたい一冊。
④今日のおやつは何にしよう
益田ミリの【今日のおやつは何にしよう】は、2023/3/9発売のエッセイ本。
タイトルから『おやつ』に関するエッセイを集めた内容なのかと思いきや、実際はおやつ以外のお話も多め。しかしなぜこのタイトルになったんだろうか。
本作は著者の益田ミリさんご本人の日常を詰め合わせたやわらかい雰囲気の一冊で、ミリさんワールドが大好きな人にはたまらないでしょう。
電車の中や何かの待ち時間など、スキマ時間に読むのがおすすめ。
⑤小さいコトが気になります
益田ミリの【小さいコトが気になります】は、2022/12/12発売。
内容は【〇〇の確認】というタイトルのエッセイを詰め合わせたもの。
タイトル通り、著者の益田ミリさんは日常の中に落ちている”小さなこと”を一つ一つ見過ごすことのできない人なのだろう。
植木鉢、猫、信号機、ポテトサラダ、たまごサンド。
視界に入るもの一つ一つに関する「あるある~」を丁寧に見つめていくようなやさしい雰囲気の一冊。
細かいことを気にしてしまう人、こだわってしまう人にはぜひ一度読んでみてほしい。
⑥東京あたふた族
益田ミリの【東京あたふた族】は、2022/11/15発売。
著者の益田ミリさん自身が大坂から東京に向かった際の『上京物語』から、コロナ禍をどのように過ごしたかという内容まで、プライベートのあれこれが事細かに綴られた一冊。
無理をしない生き方をするのは大切だなあ、でも案外難しいことでもあるよなあとつくづく考えさせられる。
あとタイトルに反して、内容はそこまで”あたふた”していないのが逆に良い。
これから上京しようという若い方や、ただほっこりしたい人まで、多くの人に刺さるであろう一冊。
⑦わたしを支えるもの すーちゃんの人生
益田ミリの【わたしを支えるもの すーちゃんの人生】は、2022/08/04発売。
40歳になったすーちゃん。
料理が趣味のすーちゃんは、おいしいスープを作って周囲の人を元気づけることができる。
自分のためじゃなく人のために。口で言うのは簡単だけども、これを本当に実践できる人はやっぱりすごい。
楽しいこと、美味しいことだけじゃなく、日常に落ちている形のない不安や悲しみも描かれていて、だからこそ単なる『理想論』にはなっていないのが良い。
益田ミリさんの【すーちゃんシリーズ】が好きな人はぜひ。
⑧タイムトラベル世界あちこち旅日記
益田ミリの【タイムトラベル世界あちこち旅日記】は、2022/07/29発売。
内容はタイトル通り、著者の益田ミリさん自身が旅した世界中の国々のことや、その地で気になった物や食べ物など、写真と合わせて事細かに綴られている。
世の中に【旅行記】はたくさんあるが、本作にはミリさんのその場その場の心の機微が一緒に詰まっているため、まるで一種の哲学書を読んでいるような気分にさえなってくる。
一人旅好きな人や、とりあえず旅した気分になりたい~という人にはおすすめの一冊。
⑨小さいわたし
益田ミリの【小さいわたし】は、2022/06/15発売。
内容はタイトル通り、著者の益田ミリさんが小学一年生だったころの思い出の話。
子どもの頃大切にしていたことや感じていたこと、心の片隅にそっと眠らせておいたことまで、幼少時の記憶がとにかく丁寧に描かれている。
思い出は、何かに書き記しておかないと時とともに薄れてぼやけていってしまう。
誰もがかつて抱えていた優しい記憶を脳裏によみがえらせてくれる、優しい一冊。
⑩かわいい見聞録
益田ミリの【かわいい見聞録】は、2022/05/20発売のコミックエッセイ。
日常の中に溢れる『かわいい』をミリさんらしい視点でひたすら考察、そして時おりするどいツッコミも。
かわいいものにまつわる単純なエピソードだけでなく、語源やルーツなどの詳細まできちんと添えられているところがとても良い。
かわいいを探求してみたい人、とにかくほんわかした気持ちになりたい人にはぜひおすすめしたい一冊。
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