【暁のヨナ】最新250話(43巻)のネタバレ感想と考察  不老不死の黄龍ゼノは何を知っている?

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エンタメ

白泉社が発行する漫画雑誌【花とゆめ】にて連載中の少女漫画【暁のヨナ】。
アニメ化や舞台化、さらにはヨナカフェなどさまざまな関連イベントも開催されており、メディアミックス作品としても人気です。

今回は漫画【暁のヨナ】の最新250話(43巻収録)のネタバレ感想と考察について。

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【暁のヨナ】最新250話のネタバレ感想と考察

※この記事では本編あらすじの詳細な文章化はしておらず、基本的に個人の所感と考察のみを綴っています。ネタバレ要素はありますのでご注意を。

自我を失いかけている青龍・シンア

【暁のヨナ】第250話にてもっとも気になったのはやはり、緑龍・ジェハと同様に自我をほとんど失いかけている青龍・シンアの存在、そして彼の今後のこと。

このまま完全に自分というものを忘れて龍に戻ってしまうのか、ヨナやハク、ユンたちとともに「人間として」過ごした日々もすべて忘れさってしまうのか…。正直なところ、そうなると結構ショックを受けるヨナファンや四龍ファンは結構多いんじゃないかなと思う。

なぜならこれまで、四龍であるシンア・ジェハ・キジャは多くの場面においてあくまで人間の姿で描かれ続けており、そして主人公であるヨナの、ひいては高華国の人々の心強い味方としてふるまい続けてきたからだ。

それなのに、急に「人間に害をなす敵」として描かれ始めた現在の展開は、正直これまでの四龍の優しさや頼もしさをよく知っている読者層には受け入れ難いものと言えるのかもしれない。

ただ、もともと四龍というのは人間ではなく、龍たちが人の姿を借りて地に降り立ったものである…という設定描写じたいは、実は過去巻において何度もくり返されてきたはずで。

そしてそもそも「龍」という存在は、あらゆる神話や口承において「人を傷つける悪い存在」として描かれていることが多い。

今回250話では、読者側がちょっと忘れかけてきたその設定がようやく本格的に生きてきた感じがあった。では、今後シンアは、そして四龍はどうなってしまうのか…?

不老不死の黄龍・ゼノは何を知っている?

ここで思い出しておきたいのは、【暁のヨナ】において最強のキーパーソンと言える黄龍・ゼノの存在について。
不老不死であり、その特性上高華国の歴史を残らず目にしてきた人物でありながら、実はここまで、その壮大な設定の割には目立っていなかった印象があるのは否めない。

ゼノは確実に、四龍に関する何か重要な情報を握っていると思う。知っていながらヨナたちに伝えていない、つまり意図的に隠している「何か」。

それはおそらく、その「何か」がヨナたちを悲しませるような事実があるからなのではないかと考えられる。なぜならどれだけゼノが本心を隠していようと、物語の設定上、四龍の一人である彼は紅龍王の味方であるという事実だけはゆるがないだろうから。

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四龍たちは今後消えてしまう・死んでしまうのか?

四龍たちは今後消えてしまうのか、そしてヨナやユン、仲間たちと離れたどこか遠い場所にいってしまうのか。
正直、ここまで話が進むまでは「四龍は最終的に人に戻り、平和を取り戻した高華国で楽しく暮らしていくんじゃないか…」などと甘いことを考えていたのだけど笑。(そもそもカテゴリーとしてはあくまで”少女漫画”。基本的に悲哀を描くジャンルではないはず…)。

しかし本来、四龍というのは”緋龍王を守るため”の存在に他ならないわけで。現時点で彼らが守りぬくべき対象であるヨナがまだ生きており、助けを必要としていることを考えると、このタイミングで唐突に寿命がきてさよなら…というのは設定上、なんとなく納得がいかない。

仮に次の龍が生まれるからといっても、ヨナを守れるくらいに成長するまでかなりの時間を要するはず。まあファンタジー作品にそんな合理性を求めるのも野暮なのかもしれないけども…。

ただ前話の展開含め、緑龍・青龍がもう人の姿であることすら難しい状態であることを考えると、やはりそう上手くはいかないんだろうなあ…と思う。

次回は251話。覚悟して次の展開を待ちたいと思います。

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