【暁のヨナ】42巻(253話~)のネタバレ感想・考察まとめ| 寿命を迎えたジェハの切なさ

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白泉社が発行する漫画雑誌【花とゆめ】にて連載中の少女漫画『暁のヨナ』。
アニメ化や舞台化、さらにはヨナカフェなどさまざまな関連イベントも開催されており、メディアミックス作品としても大人気。今回は漫画【暁のヨナ】42巻のネタバレ感想・考察まとめをお届けします。

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『暁のヨナ』42巻の大きなテーマは各キャラ同士の「別れ」

高華国と南戒の戦が一時休戦の状態でひと段落し、よりキャラクター同士の”関係性”に焦点が当てられる形になった42巻。

作中ではメイニャンとチャゴル(死別)、ハクとスウォン(精神的別離)、そして緑龍ジェハとヨナ一行(死別…?)とあらゆる形で「別れ」が描かれており、前巻までの戦闘描写とはうってかわって全体に切ない雰囲気のストーリー展開となっています。

本作の見どころの一つは、キャラクターそれぞれの信念や関係性が面白いくらいにめまぐるしく変化していくところなのかなと個人的には思っています。ヒロイン・ヨナとスウォンの関係性なんてまさに顕著ですよね。互いの肉親に肉親をころされた仲でありながら、いつのまにやら戦場にて堂々と肩を並べてしまっているわけで。

一時的に手を組んでいるだけだと口先ではいいながらも、それぞれちゃんと腹にいちもつ抱えている感じが表情一つひとつに見え隠れしていて、そこがストーリーの奥深さのいち要素にもなっているのかなと思いますね。

加えてラスト、緑龍ジェハが文字通り”消えて”しまった衝撃と、それによる四龍問題に関する大きな問題提起。

一貫して”皆のお兄さん”としてふるまってきたジェハですが、やはりこのキャラクターは最後まで切なさをともなって描かれているなあと感動しましたし、涙涙のお別れではなく唐突な”消滅”だった点も、残酷ながら物語としては良かったなあと思います。

次43巻より四龍伝説は本格的に崩壊しはじめるわけですが、その不穏な空気感が非常に効果的に描かれていましたね。ここから始まる怒涛の展開を予感させる助走期間ともいえる一冊でした。

『暁のヨナ』感想考察一覧 | いとのろぐ

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