『暁のヨナ』最新266話(46巻) ネタバレ感想と考察| 黄龍ゼノが積み重ねてきたもの

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エンタメ

白泉社が発行する漫画雑誌【花とゆめ】にて連載中の少女漫画『暁のヨナ』。
アニメ化や舞台化、さらにはヨナカフェなどさまざまな関連イベントも開催されており、メディアミックス作品としても注目を集めています。

今回は漫画【暁のヨナ】最新266巻(46巻収録)のネタバレ感想・考察について。

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【暁のヨナ】最新266話(46巻)のネタバレ感想・考察

黄龍ゼノの積み重ねてきたもの

再び血の盃のなかにて。昨年末から続いているターンではありますが、おそらく作品の構成上、それだけ重要な部分なのでしょう。地上に戻れば、後はきっと一気に展開が進むんじゃないでしょうか。

今回のポイントは引き続き、龍神さまの在り方に尽きますね。もともとスタンス不明、姿を表してもなお、四龍の姿を借りた状態だったため、どことなく不気味な印象が拭えなかったのが事実。

四龍一体につき一人(?)の龍神さまが付いている…という描写そのものは、これまでも本編にて何度もなされてきました。が、龍神それぞれに個々の意志がある、と明示されたのは実は初めてだった気がします。

そして四龍にまつわるいろいろな謎を解く鍵となるのが、今回の黄龍(本体)の言葉。

「緋龍に四龍を与えた時我々は見守ると決めた。
これを容易く破るなら全ての契りが無きものとなる」

おぉ、やっぱりちゃんと契約っぽいものはあったのね! さらっと言ってますけど、この一言でホッとした読者も多かったのではないでしょうか。

緋龍のもとに四龍を遣わしたのは単に龍神の好意だった……的な説明がなされてきましたが、そもそも歴代四龍の数だけ、罪のない人間の人生を大きく狂わせてきているのが現実ですからね。

多くの場合、ファンタジー作品でよく見る「天との契り」にはそれだけ大きな代償がくっついてくるのがお約束です。『暁のヨナ』ではここまで、その重要な部分がほとんど描かれてこなかったので気になってはいたんですよね。

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今回の展開は確実に、ゼノが二千年ものあいだ、たった一人で積み重ねてきたものの結果だといえるでしょう。が、黄龍が口にした”契り”とやらがなければすべては無に帰していたはず。

それにしても、まさか”四龍伝説”のあれこれがここまで抽象的な形で描かれることになるとは(驚愕)。

本作はファンタジーですが、ファンタジカルとシビア(現実)が一見、あまりリンクしていないように見えるのも面白いところ。ある意味では答え合わせのような回だったといえるかもしれません。

ハク×スウォンは四龍伝説にどう絡んでくる?

さて、血の盃という異世界ターンが終われば、物語の舞台はあっさり地上に戻ると思われます。

地上にて、ヨナと四龍の帰還を誰よりも待っているであろうハクとスウォン。
彼らはこの先、偉大なる伝説の終わりにどう絡んでくるのでしょうか。

個人的にはここでより重要なのはハクではなく、スウォンのほうではないかと予想しています。

長らく続いた四龍伝説に本当の意味で終止符を打つためには、確実に”緋龍王の末裔”の存在が必要でしょう。

「神の力など必要としていないから自分は関係ない」。これまでこの一言で傍観を決めてきたスウォンですが、天地がゆらぐ一大事においてさすがにその言い訳は通用しないはず。

スウォンのいう”王として最後の仕事”は、ヨナと四龍の行く末を決めることと同義なのではないのかな。となるといよいよ本格的に最終章突入ですね。続く展開にも注目です。

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