白泉社が発行する漫画雑誌【花とゆめ】にて連載中の少女漫画『暁のヨナ』。
アニメ化や舞台化、さらにはヨナカフェなどさまざまな関連イベントも開催されており、メディアミックス作品としても注目を集めています。今回は漫画【暁のヨナ】最新260巻(45巻)「言うつもりのなかった言葉」のネタバレ感想・考察について。
【暁のヨナ】最新260話(45巻)のネタバレ感想・考察
呪いのような四龍伝説がようやく終わる?
今回は、少なくともゼノにとってはここ一番の深刻なターンだったといっていいでしょう。もはや呪いのような四龍伝説に最善の形で幕を引けるか否かというところであり、戦闘シーンと比べると絵面は地味ではあるものの、内容の過酷さはもう比較にならないほど。
歯を食いしばって泥水すすって、何とかその場を耐え抜けば報われる……という努力信仰を徹底して打ち壊してくるのが『暁のヨナ』という作品の良いところ(褒めてます!)。わかりやすい勧善懲悪ものではないぶん、油断していると今回のようなウツ展開が一息におそってくるんですよね。
ここにくるまでウン千年ものあいだ、たった一人きりで耐え抜いたゼノ。その思いが報われないとなるとこれはもう、もし少年漫画や青年漫画なら成立しないんじゃないか? と思うレベルの激ヤバ展開です。
とはいえ、今回の内容はほとんどがヨナとゼノ2人の言葉のやり取りのみ。必要最低限の演者を使って最大の演出効果を狙うこの魅せ方、まるで良質な舞台作品でも見ているようでしたね。
もはやヨナを利用してまで自らの命を終わらせたいゼノ
「娘さんごめん 俺を殺して」
”緋龍の生まれ変わり”という、自身にとって何より大切な存在を利用してまで己の命を終わらせたいゼノ。さすがに手段を選んでいられないということなんでしょうね。サブタイトル『言うつもりのなかった言葉』はまさにこの台詞なんだろうなあ。
何とも痛ましく悲しい展開ではありますが、しかし現実はそううまくはいきません。
しかしながら仮に緋龍の生まれ変わり(少女)が四龍をころすエンド…となると、少女漫画どころかもはやエンタメとして成立しないんじゃないでしょうか。
何より後味が悪すぎるし、そもそもイクスの予言とやらはいったい何だったのかという話にもなってしまいます。というかいまだ高華国軍のもとに置き去りにされてカヤの外状態のユン君が泣くよ。
こういっちゃなんですが、四龍という大きすぎる存在の終幕を黄龍一人に背負わせる時点でいろいろ破綻しているともいえます。四龍はあくまで四人で一つの存在であり、だからこそ初代の一人に歴代四龍の命運すべてを賭けるのはおかしいし酷すぎると思うんですよね。
ただ、だからこそ、ゼノというキャラクターの重み深みがストーリーの端々に沁みてくるのもたしかです。これまで内心血みどろになりながらも笑顔で頑張ってきた彼ですから、何とか収まりのよい終着点をみつけてもらいたいところ。
とりあえず、とことんイケズな龍神様の相手はもうヨナに任せようか。続く展開にも注目です!
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