白泉社が発行する漫画雑誌【花とゆめ】にて連載中の少女漫画『暁のヨナ』。アニメ化や舞台化、ミュージカル化などさまざまな関連イベントも開催されており、メディアミックス作品としても注目されています。
今回はズバリ、漫画『暁のヨナ』の人気の理由や面白さのワケについてひも解いていこうと思います。加えて、ライターいとのによるヨナファン数名へのプチインタビュー企画も開催！
『暁のヨナ』はなぜ人気？面白さの理由は？
2009年の連載スタートから長きにわたって多くのファンを獲得してきた『暁のヨナ』。
連載15周年をむかえる2024年現在、いまや少女漫画界の大河ファンタジー浪漫という大々的な肩書で広く親しまれ、アニメ化に舞台化、さらには今年の夏には初のミュージカル上演が決定しています。
『暁のヨナ』がこれほど多くの媒体にて表現され、親しまれる最大の理由は、やはり作品そのもののスケール感にあるのではないか…と個人的には思っています。
少女漫画というカテゴリーの代名詞とのいえる恋愛・ラブロマンスをベースにした戦闘や政治、国交にいたるまでとにかく壮大なスケールの世界観、そして中華ファンタジー風の特徴ある空気感、それらがすべて、あくまでヒロイン・ヨナの”少女”視点からリアルに描かれているからこその臨場感はまさしく唯一無二。
加えてシリアスに寄り過ぎない、程よくコメディを楽しめる程度にはゆる～い空気感もまた、多くの人を”沼らせる”魅力につながっているのではないでしょうか。
なんつーか、ぷっきゅーの存在感が巻を追うごとに大きくなっていってるのは絶対気のせいではないよね。
【プチインタビュー企画】『暁のヨナ』ファンに聞いてみた！「ズバリ誰推し？」
祝連載15周年！ ということで、今回はヨナファン数名を巻き込んだプチ企画を開催しました。
概要はこちら。
企画名：【『暁のヨナ』ファンに聞いてみた！「ズバリ誰推し？」】！
インタビュアー：ライター いとの
インタビュイー：
往年のヨナファン１・ひなたさん(仮名)：推しキャラはケイシュク参謀
往年のヨナファン2・ゆうとさん(仮名)：推しキャラはスウォンとミザリ
往年のヨナファン３・まやさん(仮名)：推しキャラはハクとヨナ
※本企画は『暁のヨナ』本編および作者様や白泉社とは何の関係もありません。あくまで趣味の延長のゆる企画であることをご了承いただけますと幸いです。
それではいってみましょう！
ヨナファンに聞いてみた！人気のキャラ・推しキャラは？
本日はよろしくお願いします。さっそくですが今回のテーマが【『暁のヨナ』ファンに聞いてみた！「ズバリ誰推し？」】ということで、まずは皆さんの「ヨナ歴」と「推しキャラ」についてお伺いできればと思います。
ひなた：こんにちは。本日はよろしくお願いいたします。ヨナ歴はたぶん5年くらいかな。きっかけはリモートワークが増えてお家時間を満喫していた時期に偶然ライン漫画で見かけて、なんとなく最初の数話を読んだらそのままズルズル…という感じですね。推しキャラはケイシュク参謀です。
おっと…！ いや、いきなりすごい人があらわれましたね。推しキャラについては追々詳しく伺っていきたいなと思いますが笑。続いてゆうとさん、お願いします。
ゆうと：よろしくお願いします～！ 自分もヨナを読み始めたのは数年前からで、ハマったきっかけはひなたさんと同じく、偶然アプリか何かで見かけて…という感じかな。推しキャラはスウォンとミザリです。
スウォン様はよくわかりますが、ミ、ミザリ…？ ま、まあ、そこも追々掘っていくとしましょうか。最後にまやさん、お願いします。
まや：どうも、よろしくお願いします。ヨナについては連載当時から読み続けているので、もはやきっかけとか覚えてないっすね。推しキャラは普通にヨナとハクです。
ありがとうございます。いや、やっと王道のファンっぽい人が出てきてくれてマジで良かったです笑。それはもう、ヨナとハクあっての本編ですからね。
ちなみにひなたさんとゆうとさん、それぞれの推しキャラを選ばれた理由について伺ってもよろしいでしょうか…？ まずはひなたさん、ケイシュク参謀推しになった理由をお願いします。
ひなた：あれ、むしろそんなに驚かれるとは思わなかったんですが笑。たしかに少数派ではあるのかな。前提として私、黒髪ロングのキャラクター見るときゅんときちゃう人なんですよね。『銀魂』の桂小太郎とかもうめちゃくちゃ好きで。その点、ケイシュク参謀の艶アリロングヘアはマジでドンピシャでした。
なっ、なるほど…。まさかのビジュ落ちだったということですね。ちなみに彼の性格面についてはいかがでしょう？
ひなた：あっ、もちろんビジュアルだけじゃなく、内面もわりと好きですよ。ヨナとハクへの対応はともかく、言ってることや考え方自体にはわりと筋が通ってると思うんですよね。
たしかに、言われてみればそうなのかもしれません。読者サイドは基本的にヒロインであるヨナ視点で見ているから、多少の偏見や恐怖心、嫌悪感みたいなものがありますが、あくまで”参謀”としてはまあそれなりに優秀っぽいですしね（たぶん）。
それでは続いて、ゆうとさん。スウォンとミザリを推されている理由は何でしょう？
ゆうと：私は個人的に白髪（※漫画の表現上）キャラが好きで、加えてちょっとサイコっぽさのある、闇を抱えたキャラクターが好きなんですよ。その点、スウォンとミザリはまさにドンピシャでした。ビジュアルだけでいえば、白龍キジャやヨンヒ様、ユンくんも好きですけどね。
なるほど…ヨナにおける白髪キャラといえば、やはりメインキャラであるキジャが代表格だと思うのですが、そこはそんなにハマらなかったということでしょうか？
ゆうと：もちろんキジャは好きですが、性格がちょっと…素直すぎるというか、ただただまっすぐすぎるなあと笑。個人的には腹に一物ある雰囲気とかちょっと闇を感じさせるキャラクター設定がないと、なかなかビジュアルだけではハマらないんですよね…。ほら、コナンでいうと哀ちゃん的な人が好きなので笑。
急なコナン例えに驚きましたが、たしかに、イル王を弑逆したスウォンやコウレンに陶酔して死んでいったミザリは、ある種”闇を抱えて”いるといえるのかもしれません。
しかしそこに惹かれるファンもいるんですね…いや、勉強になりました。
ではまやさん、ヨナとハクの魅力についてお願いします。
まや：そうですね。『暁のヨナ』は少女漫画なのでやっぱりラブロマンスとして認識されることが多いかなと思うんですが、私個人としては、ヨナとハクはある意味「同志」みたいなところもあるのかなと思いながら読んでいます。
スウォンという幼なじみに裏切られて全部失って、それでも手を取り合って前に進んできた感じがやっぱり素敵だなと思いますし、四龍とユンくんとの関係性も良いですね。今後も最後までずっと追っていきたいなと思っています。
おおっ、まさしくヨナファンの鑑のようなコメントをありがとうございます。いや、場が良い感じに締まりましたね笑 短い時間でしたが、本日はお忙しい中お付き合いいただきありがとうございました！
あとがき・結論：ヨナファンにはいろいろな人がいる
今回は「推しキャラ」についてもっと掘っていきたいと思っていたのですが、喋っていたら意外にも時間が経ってしまいびっくりです。
今回の一番の収穫は、ヨナファンにはキャラクターにビジュ落ちする人が想像以上に多いのかもしれないという知られざる事実がみえてきたことですね。
ちなみに私個人はジュドやグンテあたりのおじさんキャラが好みなのですが、そういう人は他にもいるのかな…それとも少数派なんだろうか…？ また機会がありましたら、そのへんも探っていければと思います。
突発企画でしたが、好評だったら第２弾もある…かも？ 企画に加わりたいというヨナファン様がもしいらっしゃいましたらぜひご連絡ください。それではまた。
