ドラマ『肝臓を奪われた妻』1話あらすじとネタバレ感想・考察 | 勧善懲悪な復讐劇

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エンタメ

伊原六花さんが主演を務めるドラマ『肝臓を奪われた妻』は、大人気LINE漫画を原作としたドロドロ復讐劇。登場する夫と義家族がクズすぎると話題になり、原作漫画の国内累計閲覧数はなんと1億3,300万回を超えています。今回は、ドラマ『肝臓を奪われた妻』の第1話あらすじとネタバレ感想・考察について。

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ドラマ『肝臓を奪われた妻』1話あらすじ

光星の母・聖子の肝臓ドナーに自ら名乗り出た優香

絶対に許さない
あなたたちの大切なものを私が全部奪ってやるー。

劇中モノローグより

優香(伊原六花)は中村光星(桐山漣)と結婚し、満ち足りた日々を送っていた。だからこそ、新婚直後に光星の母・聖子が肝臓のドナーを必要としていたとき、迷わず名乗り出たのだった。

「あの…私、検査受けます。家族なら、問題ないんですよね…?」
無事ドナーに適合した優香を気遣う光星に、優香は笑顔を向けた。
「私だって、光星さんに感謝してるんだよ。母が死んだとき、自分がいるから大丈夫だって言ってくれたでしょう…?」

手術は滞りなく済み、事態は一見落着したかのように思われた。が、優香は自分が恐ろしい罠にはめられたことにまだ気づいていなかった。

突然、理由もわからないまま離婚を強いられた優香

手術が終わり、ようやく元の日常が戻ってきた。しかし突然、光星の母・聖子と妹・弘子がそろって優香のもとを訪ねてくる。

「優香さん! 光星が病院に運ばれたの! 仕事中に倒れたみたいで…」

聖子の言葉に驚いた優香は、すぐに光星のもとへ向かおうとした。しかしそんな優香に、聖子は信じられない言葉を投げかけた。

「ごめんなさいね…光星の居場所は、あなたには教えられないの」
「えっ! どうしてですか」
「それは…ねえ」

聖子と弘子は顔を見合わせた。そして、優香を責めるようにこう言った。

「優香さん、お兄ちゃんを避けてたんでしょう。レスだったって…」
「それは…手術の傷が、落ち着いてからと思って…」
「手術のせい? じゃあ、私のせいなのね!」
「いえ…お義母さん、ちがうんです!」

理由はどうあれ、お兄ちゃんは傷ついた!」

二人がかりで言いがかりをつけられ、優香はもはやどうすることできなかった。そしてそのまま、結局光星には会わせてもらえずに離婚させられてしまったのだった。

5年後、光星と偶然の再会

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それから5年の月日が経った。優香は花屋で働きながら、光星とのあいだにできた息子・結人を一人で育てていた。

そんなある日、結人を連れて道を歩いていた優香は、光星と偶然再会する。しかし光星は結人には目もくれず、かつてとは別人のような冷たい目を優香に向けた。

「待って! あなたとは、ずっと話をしたかった…」
「……」
「やっぱりそうだったの? 私との結婚は、ただ肝臓を奪うためだったって…」
「人聞き悪いなあ。肝臓移植は、君の意思だろう?」

光星はスマートフォンを取り出し、ある録音データを再生した。

「あの…私、検査受けます。家族なら、問題ないんですよね…?」

それは間違いなく、5年前の優香自身の言葉だった。

忘れかけていた恨みの記憶がよみがえり、優香の中でみるみるうちに膨れ上がる。
『あなた達の大切なもの、私が全部奪ってやる…』

【ネタバレ感想】ヒロイン・優香が一人闘い抜くドロドロ復讐劇

『肝臓を奪われた妻』はタイトルからすると一見、胸クソ鬱系ストーリーなのかと思われがちですが、実際はそんなことはありません。

結論からいえば、ヒロイン・優香は最終的にきちんと報われて幸せになりますし、彼女に酷い仕打ちをした光星らはそれ相応の制裁を受けることになります

辛い目にあったヒロインが完全に報われるという点から、視聴者サイドも必要以上のもやもやを感じずにすみますし、ジャンル分けするなら”勧善懲悪”ものに分類されるはず。

とはいえ、これはあくまで原作漫画の展開であるため、ドラマ版がどのような結末を迎えるかはまだわかりません。なお、SNSなどをみていると、ヒロイン・優香を演じる伊原六花さんの容姿が原作イラストとかなり異なるのではないかという声も多いようですが、個人的にはそれほど気にならなかったですね。

それにしても、普通の幸せを謳歌していた主人公が突然、突き落とされて覚醒し闇落ちするこの流れ、そしてドラマ全体の空気感が木村多江さんの主演ドラマ『ブラックリベンジ』にどこか似ている気がしました。

第2話放送は4月9日(火)。楽しみに待ちましょう。

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