【暁のヨナ】39巻(223～228話)のネタバレ感想・考察まとめ| 千樹草を死守するハクに泣いた

白泉社が発行する漫画雑誌【花とゆめ】にて連載中の少女漫画『暁のヨナ』。39巻では南戒に目をつけられた四龍たちが戦で苦戦する様子やハクヨナ久々のラブシーン、メイニャン＆ヴァルのラブシーンなど重要なストーリー展開が続きます。今回は漫画『暁のヨナ』39巻収録話全体のネタバレ感想・考察について。

『暁のヨナ』39巻は何話から何話まで？

『暁のヨナ』39巻には、本編第223話～第228話までが収録されています。

39巻にてとことん強調されていたのは、「最強かつ最恐の駒である四龍をねらう南戒」という図式。今回は比較的、南戒という国の内情がわりとはっきり描写されているシーンが多かった印象がありました。

一方、高華国サイドについては、これまでほぼ秘められたままだった現王スウォンの内心や本音が少しずつ明らかになってきている気がしますね。さらにハクヨナ、ヴァルメイの久々のラブシーンも必見。

以下、気になったシーンや台詞を取り上げています。

※ネタバレあり、未読注意

39巻の注目ポイントはやっぱりここでしょう。瀕死の状態でスウォンに千樹草を届ける一途すぎるハク様。ちなみにこのシーン、しばらく会えていなかった恋人（だよね？）ヨナ姫には目もくれていません。

ゼノいわく緋の病は千樹草で治せるようなものではないとのことでしたが、少なくともハクにとってはそういう実際的なことはどうでもいいんだろうなあ。

ことスウォンに関しては、ヨナや四龍たち仲間に対してもほとんど本音を言わないハクですが、その真意がこのワンシーンに凝縮されているような気がしますね。許す許さないという次元ではなく、とりあえず「生きていてくれ」という…。

ヨナが「どんなときもハクが死ぬとは思ってなかった」といった発言をしていましたが、ハクにとってのスウォンもわりとそんな存在なんじゃないでしょうか。

行方がわからなくても、あるいは裏切られても、絶対的存在であることは変わらない。そう考えると、ハクヨナスウォンの3名は結局、どこまでも三角関係なんじゃないかなという見方もできますね。

そして、まさかの物置小屋にて久々のラブシーンがスタート。場所…についてはまあ、ストーリー展開を考えればしかたないわけですが、しかし急にきましたね。こういうザ・少女漫画展開は久々すぎて、もはや戦終わるまでは自粛ムードなのかとさえ思ってたよ…。

「夢じゃないよな」
「許してない！」

このあたりの台詞がもう、現在の2人の距離感をまんま表しているようでめちゃくちゃ好きです。とりあえず夢遊状態じゃないと積極的にいけないハク、会いたかったはずなのにいざ迫られるとめちゃくちゃ焦って暴力に走るヨナ。笑

この関係性もいいが、しかしよーく考えると1巻からあまりにも進んでないんじゃないかとすら思えます。今後の関係の変化に期待ですね。

一方、ヴァルとメイニャンの2人の関係には違った意味で驚かされました。「メイニャンと生きる」選択をあの短時間でやってのけたヴァル、誰よりヒーロー感強くてかっこよかったですね。

対するメイニャンは、立場といい病といい、もはや初期のヨナ以上にかわいそうな状態なんですよね。ヨナと対になるザ・悲劇のヒロインとして魅せるキャラクターなのかもしれません。

彼女にも幸せになってほしいですが、スウォンが助からずメイニャンだけが助かるという展開だと正直ピンとこないのよね。なんとか納得の着地点に落ちついてほしい。

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