白泉社が発行する漫画雑誌【花とゆめ】にて連載中の少女漫画『暁のヨナ』は、アニメ化や舞台化、さらにはミュージカル化をはたした人気作。今回は、漫画【暁のヨナ】45巻の発売予想日や、45巻収録話全体のネタバレ感想・考察について。
『暁のヨナ』単行本45巻はいつ発売？
『暁のヨナ』45巻の発売日は、2024年10月19日頃と予想されています (出荷状況などにより前後する可能性あり)。ちなみに前44巻の発売は2024年06月20日。本誌メインで新展開を追っているファンからしても、やはり単行本発売は特別です。
というわけで今回は、45巻収録話についてあらためて考察していきますよ～！
『暁のヨナ』最新45巻（259話～）のネタバレ感想と考察
ハクヨナ×ゼノ、悪役になりきれないゼノが切ない
前44巻にて「四龍のうち三龍の消滅」という大イベントが大々的に描かれましたね。45巻はその答え合わせ、あるいはつじつま合わせといった側面があったように思います。
「腹減りの仲間はこれにて解散！」「ゼノは忘れるの得意だから」といった清々しい捨て台詞とともに、四龍伝説をきっぱりさっぱり終わらせるためにヨナとハクのもとを去ったゼノ。「神に背いても願いを叶えてみせる」というあの言葉がついに現実のものに……と思いきや、やはりそううまくはいかないのが現実です。
本来のゼノは、かなりロジカルで建設的な一面もあるんじゃないかなあと思うんですね。というより、背負った運命ゆえに自然とそうならざるを得なかったというべきでしょうか。
いっそ悪役になりきってしまえばラクなのに、私欲のために一線を超えることは絶対にしないゼノが本当に切ない。ヨナに対し「俺を殺して」と懇願したシーン（262話）は、まさにその真骨頂だったように思います。
ヨナにどう思われようと自分の望みさえ叶えばそれでOK！ みたいなヒール役になりきれないのは、どうしてもハクヨナ＋ユンくんへの情が捨てられないからなんだよなあ、きっと。この点、意味合いこそ違えど、ゼノとスウォンのキャラクター性がどことなく重なります。
しかしそもそもが、四龍という存在は緋龍王あってこそのもの。というわけで、やはり緋龍の化身であるヨナが本格的に踏み込まなければ決着がつかない運命だったのでしょう。
ハクヨナ×スウォン、切っても切れない無二の関係性
一方、ゼノとは違う意味でハクヨナに深く関わってきたキャラクター・スウォンにも少々心境の変化が。モノローグでさえなかなか本音を明かさない鉄壁キャラという印象の強かったスウォンでしたが、ここにきてようやく内心の思いを打ち明け始めた感じがあります。……主にヨナでなく、ハクに対して。
おそらく、ヨナに対しスウォンが言えることは本当に少ないのでしょう。そもそも「イル王弑逆を後悔していない」時点でヨナに詫びることはできないし、いまだ南戒との戦が収束していない現時点において「この先の高華国を託す」なんて無責任なことをいえるわけもなく。
だからこそスウォンは、ヨナに対し言いたくても言えない言葉の多くを、彼女に一番近い位置にいるハクにある種の保険として伝えている気がするんですね。
言っておきたいことをひとまずハクにさえ伝えておけば、いつか、何かの形でヨナにも伝わるでしょうから。262話のスウォンの発言「釣り合いがとれない」は、まさにその典型だったように思います。
『暁のヨナ』45巻各話ごとの感想・考察まとめ【ネタバレあり】
『暁のヨナ』最新259話(45巻収録) ネタバレ感想と考察| ゼノと真正面から向きあうハクヨナ
『暁のヨナ』最新260話(45巻収録) ネタバレ感想と考察| 四龍伝説がようやく終わる？
『暁のヨナ』最新261話(45巻収録) ネタバレ感想と考察| 消えたヨナ＆ゼノ、ハクとスウォンはどう動く？
『暁のヨナ』最新262話(45巻) ネタバレ感想と考察| ハクヨナ×スウォンの不動の絆
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