綾野剛主演映画『花腐し』ネタバレあらすじ| 柄本佑,ほないこか,MINAMOら出演

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エンタメ

綾野剛さんが主演を務める映画『花腐し』(はなくたし)は、ふたりの男とひとりの女が織りなす、どこか不思議な雰囲気のただようラブストーリー。出演者には、柄本佑さんやさとうほなみ(ほないこか)さん、MINAMOさんら豪華キャストが集結! Netflixにて5月3日(金)より独占配信がスタートします。気になるキャスト・あらすじ情報をチェックしましょう。

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映画『花腐し』の主要キャストは?

綾野剛(栩谷修一役)

ピンク映画の監督。

柄本佑(伊関貴久役)

売れない脚本家。アダルトビデオの脚本で食いつないでいる。

さとうほなみ(桐岡祥子役)

栩谷と伊関が共に愛した女優。栩谷(綾野剛)とはピンク映画の監督と女優として出会った。現在はすでに亡くなっている。

■別名:ほな・いこか(バンド「ゲスの極み乙女」ではドラムス・コーラス担当として活動)。さとうほなみは女優活動時の名義である。近年の出演作はドラマ『あなたがしてくれなくても』や『院内警察』など。

吉岡睦雄(桑山篤役)

ピンク映画監督。すでに亡くなっている。

川瀬陽太(寺本龍彦役)

ピンク映画監督。

MINAMO(リンリン役)

中国人留学生。

■MINAMO:京都府出身。モデル・セクシー女優として活動。

Nia(ハン・ユジョン役)

韓国人留学生。

マキタスポーツ(金昌勇役)

ビルのオーナー。栩谷に別アパートに住む井関の退去説得を依頼する。

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山崎ハコ(スナックのママ役)

韓国スナックのママ。

赤座美代子(小倉多喜子役)

ピンク映画の製作会社社長。

映画『花腐し』のあらすじ (ネタバレあり)

主人公は、ピンク映画の監督・栩谷(綾野剛)。しかしもう5年も映画を撮れずにいる。

ある時、入水心中をした男女の遺体があがる。栩谷(綾野剛)はその女・祥子(さとうほなみ)と同棲していたが、祥子が心中の相手に選んだのは彼ではなく、栩谷の親友である桑山(吉岡睦雄)という男だった。栩谷は気落ちしたまま、祥子と桑山それぞれの葬式に出向く。

そんな梅雨のある日、栩谷はアパートの大家から、とあるアパートの住人への立ち退き交渉を頼まれる。

仕方なくその男・伊関(柄本佑)を訪ねた栩谷は、伊関がかつて脚本家を目指していたこと、ピンク映画のシナリオを書いていたことを知る。意気投合した2人は、酒を飲みながら他愛ない会話を楽しんだ。映画の魅力や制作の楽しさ、若い頃特有の高揚感、昔の夢。

話はやがて、それぞれが若い頃付き合っていた女のことにまでおよんだ。栩谷と伊関は会話を重ねるうちに、自分たちが過去に愛した女が同じ女優・祥子であったことに気づくのだが…。

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綾野剛と柄本佑の演技派コンビを楽しむ映画

本作は基本的には、綾野剛さんと柄本佑さんの演技派コンビの名優ぶりを楽しむ映画といっていいと思います。

回想シーン含め多くの場面が部屋の中であることに加え、ストーリーそのものの軸が過去の思い出(自分たちが過去に愛した女・祥子)にあるため、映像的な派手さは全くありません。

また原作が小説であることもあり、綾野剛さん演じる栩谷と柄本佑さん演じる伊関の内面描写に特に強く焦点が当てられている印象がありました。通常ならば現在を原色で、回想シーンをモノクロであらわすのが定石ですが、本作ではそれが逆になっているところも印象的です。

本作は原作小説にピンク映画の要素を加えて脚色されているとのことで、実際に観るとやはり濡れ場シーンの比率多め。

口コミの通り、さとうほなみ(ほな・いこか)さんの身体の張り方、ダイナミックさはすごかった。MINAMO演じるリンリン、Nia演じるハン・ユジョンのほうは本職ですが、この2人に全く引けを取っていない印象です。

ただ、ストーリー全体にただようもの悲しさといい、現在を生きる男二人の抱えるやるせなさといい、わざわざ濡れ場を期待して観るような映画でもないのかなと思いますね。

しかしラストは前半戦にただよう陰気さを引きずることなく、からっと明るい雰囲気で終わるのがまた良かった。137分の長さをあまり意識せず観られる一作でした。

『花腐し』の原作は芥川賞受賞の同名小説

「花腐し」芥川賞受賞作。
多国籍な街、新宿・大久保の片隅、夜雨に穿たれた男の内部の穴に顕現する茸と花のイメージ。少女の肉体の襞をめくり上げ見える世界の裏側。腐敗してゆく現代の生と性の感覚を鋭く描く「知」と「抒情」の競演。

『花腐し』あらすじリリースより

映画『花腐し』はどこで観れる?

映画『花腐し』は、Netflixにて2024年5月3日(金)より配信がスタートします。

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