ドラマ『高校教師』第6話「別れのバレンタイン」あらすじとネタバレ感想・考察【気持ち悪い?】

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高校教師 エンタメ

1993年放送のTBSドラマ『高校教師』は、真田広之演じる生物教師と桜井幸子演じる女子生徒のあいだに生じる禁断の愛を描いたストーリー。脚本は野島伸司。
ただ、その特殊な設定や表現・展開に『気持ち悪い』など賛否両論の意見もみられます。

今回は真田広之と桜井幸子の主演ドラマ『高校教師』第6話『別れのバレンタイン』のあらすじとネタバレ感想・考察について。

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真田広之・桜井幸子主演ドラマ『高校教師』6話のあらすじ

前話『衝撃の一夜』にて、急激に距離が縮まった二人。

あの頃の僕たち二人の関係は、いったい何と呼べば良かったのか…
恋といえばきっと君は怒ったろう。でも愛と呼ぶには、きっと僕たちはまだ幼すぎたんだ

(羽村モノローグより)

学校でも隙あらば一緒に過ごす二人。
そんな折にやってきた教育実習生の存在を、繭は若干気にしている。

「どうせ先生なんか相手にされないよ」
「じゃあ君はどうして相手にするんだ?」
「ボランティア!」


言い合いながらも、二人は理科室のスクリーンに互いの影を映して遊ぶのだった。

穏やかな時間がこのまま続くかと思われたが、羽村(真田広之)と繭(桜井幸子)の外泊の噂は瞬く間に広がり、やがて教員の耳にも届く。繭の父・耕介(峰岸徹)が学校に密告したためだった。

「二宮君…昨日の夜、君は何をしてた?」
「……」


答えられず沈黙する繭。若さゆえ、尋問をうまくかわせるほどのスキルは持っていない。結果、停学処分になってしまったことを繭は羽村に電話で告げる。

「あたしね、…停学になっちゃったの」
翌日、繭の”不純異性交遊”の噂は瞬く間に学校中に広まっていた。

停学処分を受けた繭は、家から出ることを許されず、家庭教師の監視下で過ごすはめに。そんな繭のもとを直子が訪ねてくる。
停学処分になった繭にひきかえ、羽村は通常通り教師としての業務を続けられているのは「ズルい」。
そういう直子に、繭は「あたし先生のこと大好きなんだ」と告げる。言葉をなくす直子。

繭に比べ、羽村はあくまで処分保留の身の上。しかし覚悟を決めた羽村は責任を取って教師をやめる決心をし、その旨を告げるべく繭の父・耕介のもとへ向かう。
「君に繭を受け止めることはできないよ」
羽村が何といおうと、耕介は彼を認めるつもりはないのだった。

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停学処分かつ家に監禁された状態のまま迎えたバレンタイン。
しかしどうしても羽村にチョコを渡したい繭は、家庭教師の目をかいくぐり(というより力ずくで振り切り笑) 、家を抜け出して羽村との待ち合わせ場所へと向かう。

「良かった…12時前だ。これチョコ…バレンタインの」
「こんな遅くまで…風邪ひくじゃないか」
「遅くなっても来てくれると思ってたから」
「もう…二人で会うのはやめよう。面倒なのは嫌だよ。教師クビになったら困るしね」
「……」


羽村の言葉に繭は言葉をなくしてそのまま走り去った。

ドラマ『高校教師』6話「別れのバレンタイン」ネタバレ感想と考察

「愛と呼ぶには、きっと僕たちはまだ幼すぎたんだ」

第6話「別れのバレンタイン」は、サブタイトル通り「別れ」の回です。
前回5話にて 急接近した二人の距離が再びあっさり離れていく様子は、いかにも恋の始まり期間の”あるある”に他ならず。

しかし二人があくまで「先生と生徒」だからこそ、周囲の人間の戸惑いだとか怒りだとか、そういったいろいろな立場の人たちの感情が複雑に絡み合った回でもあったなあと。

「恋といえばきっと君は怒ったろう。でも愛と呼ぶには、きっと僕たちはまだ幼すぎたんだ」
何より羽村のモノローグの言葉が、この時期の羽村と繭の関係性をものすごく端的にあらわしているような気がします。

一度通じ合ったからといって、その情は安定した”愛情”にはならない。あくまで淡い恋情みたいなものがまだゆらゆらと停滞していて、そこには相手を大切にしたい気持ちと同時に、疑う気持ちもまだ捨てきれてはいなくて。

これがもし大人同士の恋愛であれば、「面倒は嫌だ」という羽村の言葉を繭があれほど額面通りに受け取ってしまうこともなかったでしょう。
まあ繭を想う気持ちから出た言葉とはいえ、どこか不安定なところのある彼女がその後どうなってしまうのか、おそらく想像していなかったであろう羽村もまた、彼自身の言葉通り”幼すぎた”と言えるのかもしれません。

次回は7話「狂った果実」。6話の羽村の言葉が繭の心にどう響いたか、それがすべて具現化される回です。

ドラマ『高校教師』感想考察一覧

あねもね
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