エレファントカシマシ「笑顔の未来へ」歌詞の意味は? MVの女の子も話題!

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エレファントカシマシ

日本を代表する4人組ロックバンド「エレファントカシマシ」(通称エレカシ)。1981年結成、1986年にデビューし幅広い表現活動を続けてきた当バンドは2023年3月、無事35周年を迎えました。本記事ではそんなエレカシの名曲「笑顔の未来へ」の歌詞について、いちファンとして考察を書いています。

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エレファントカシマシ『笑顔の未来へ』概要

「笑顔の未来へ」はエレファントカシマシの35枚目のシングル曲。カップリング曲は「風に吹かれて」。当楽曲は、よみうりテレビ(日テレ系)全国ネット「ダウンタウンDX」のEDテーマ(2007~2008年)としても知られています。

最近ではテレビ朝日系「関ジャム完全SHOW」にて、シンガーソングライターあいみょんが「エレファントカシマシの好きな曲」として発表したことでも注目されました。

『笑顔の未来へ』の歌詞や特徴について

もともとは「涙のテロリスト」という曲名だった

「笑顔の未来へ」が初めてライブ演奏されたのは2007年のこと。その際は現曲名「笑顔の未来へ」ではなく、「涙のテロリスト」というなんとも衝撃的な曲名で紹介されていたのはファンのあいだでは有名な話です。

なぜ曲名が変更されたのか、詳細な理由は明らかにはなっていません。やはり曲名に「テロリスト」というパワーワードを入れるのはまずかったのだと思われますが、しかしこのタイトルのキャッチーな響きがひそかに気に入っていたというファンも実は一定数存在します。

ちなみに歌詞のほうにも「涙のテロリストは手に負えない」というフレーズは出てきます。

もちろん現曲名『笑顔の未来へ』のほうが、歌詞全体の意味合いやニュアンスに直結しているぶん好きだという意見もありますし、実際このタイトルに変えなければ、TVでの歌唱はなかなかし辛かっただろうと思われます。タイトルが『涙のテロリスト』のままならばおそらく、「ダウンタウンDX」のEDテーマに抜擢されることもなかったでしょう。

しかし『涙のテロリスト』というタイトルには、特に初期のエレカシがもっていた、強さと弱さを同時に爆発的にぶつけてくるような勢いをひしひしと感じるので個人的にはとても好きなのです。

『笑顔の未来へ』歌詞の意味は?

「笑顔の未来へ」は、曲タイトルにこそ「笑顔」「未来」という前向きなワードが入っていますが、一方で歌詞のほうには「涙」「悲しい目」といったネガティブなワードがくり返し出てきます。

涙のテロリストは手に負えない
あなたを連れていくよ 笑顔の未来へ
歌詞引用)

当初の曲タイトルでもあった「涙のテロリスト」にははたしてどのような意味があるのでしょう。この印象的なフレーズは、たとえば「女の涙は武器」や「女の涙は男の暴力と一緒」といったよく聞く表現と、本質的にはよく似ているように思います。

とはいえ「泣いている女性」を責めるような意図はここにはほぼ込められていないでしょう。ミュージックビデオで登場するのが大人の女性ではなく幼い少女であることが、そのことを暗に裏付けているような気がします。

これはあくまで「あなた」を泣き止ませることすらできない主人公が、自分の無力さを謡ったフレーズなのではないでしょうか。

『笑顔の未来へ』MVに出ていた女の子の名前は?

「笑顔の未来へ」はその印象的な歌詞だけでなく、MVの魅せ方でも話題となっています。MVの内容は、特に何もない真っ白な空間にVo.宮本さんと小さな女の子がいて二人きりで過ごす、というだけの至ってシンプルなもの。

プロモーションに小さな子供を登場させる、というような演出は正直それまでのエレファントカシマシにはあまり見られなかったもので、特にエレカシを初期から知っているファンの中には、このMVをみて内心驚いたという人も多かったのだといいます。

ちなみに「笑顔の未来へ」MVに出演した女の子の名前はカノン・ジャン。MV内では真っ赤なワンピースを着ており、とても可愛らしい容姿とはうらはらに、時おり非常に大人びた表情を浮かべるのが印象的でした。彼女はとてもプロ意識が高く、気を抜いていた宮本氏に「カメラに映ってるんだからちゃんとしなきゃだめだよ」と注意する場面もあったのだとか笑。(※リリース時インタビューより)

二人はどこか似ている まるで月と太陽 背中合わせさ(歌詞引用)

二人はどこか似ている まるで月と太陽 背中合わせさ(歌詞より引用)

このように男女を「太陽」と「月」に例える歌詞は、エレファントカシマシ楽曲には多数存在します。たとえば当楽曲のカップリングである「風に吹かれて」出だしでも「輝く太陽ときらめく月」というフレーズが出てきますね。

「笑顔の未来へ」では、ある種真逆の存在とも言える太陽と月を対比して描くのではなく、「背中合わせ」「どこか似ている」と表現しています。こうした叙情的な表現により歌詞の二人が互いに寄り添っている雰囲気がうかがえるところもまた、この楽曲のファンが多い理由の一つでしょう。

歌詞に出てくる「あなた」は、おそらく今現在、あまり幸せな状況ではないと思われます。当楽曲は、そんな「あなた」に主人公が自身の内情を吐露していくような構成になっています。

「あなた」の現在の悲しみも涙もすべて受け止めたうえで、僕があなたを「笑顔の未来へ」連れていく。そんな温かなメッセージ性を帯びた一曲です。

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